イベリコ豚の角煮は、脂の旨みとコクが強いイベリコ豚を活かした贅沢な一品です。
通常の豚バラ肉で作る角煮よりも風味が濃厚になるため、調味料のバランスや煮込み方が少しポイントになります。
以下に、詳しい作り方とコツを解説します。
目次
材料(4人分)
主材料
- イベリコ豚バラ肉(塊)・・・600g
※ ベジョータ(最上級)でも、セボでもOK - 長ねぎ(青い部分も含む)・・・1本
- 生姜・・・1片(薄切り)
- にんにく・・・2片(潰す)
煮汁
- 水・・・600ml
- 酒・・・200ml
- みりん・・・100ml
- 醤油・・・120ml
- 砂糖(きび砂糖推奨)・・・大さじ4
- 八角・・・1個(好みで)
- シナモンスティック・・・1本(好みで)
- 鷹の爪・・・1本(好みで、辛味を出したい場合)
仕上げ用
- 煮卵・・・お好みで
- 青菜(青梗菜、小松菜など)・・・適量
下ごしらえ
肉のカット
イベリコ豚バラ肉は4〜5cm角に切ります。
脂が多めなので、余分な部分を軽く削いでもOK(※脂好きならそのままでも)。
下茹で
- 鍋にたっぷりの水を沸かし、豚肉、長ねぎの青い部分、生姜、にんにくを入れる。
- 弱火〜中火で30分ほど茹でる。(アクは丁寧に取る)
- 茹でた豚肉はザルに上げ、流水で表面を洗う(脂とアクを落とす)。
※この下茹でで豚の臭みが抜け、脂がさっぱりする。
煮込み
煮汁作り
鍋に水・酒・みりん・醤油・砂糖・香辛料(八角、シナモン、鷹の爪)を入れ、火にかけて一煮立ちさせる。
豚肉を煮込む
- 下茹でした豚肉を煮汁に投入。
- 落とし蓋(なければクッキングシート)をして、弱火で約1時間半〜2時間コトコト煮込む。
- 時々上下を返しながら煮詰め、煮汁がとろりと濃厚になったら火を止める。
※途中で味見をし、甘さ・塩気を調整しても良い。
休ませて味を染み込ませる
煮込み終えたらそのまま粗熱を取って一晩置くと、味がより染み込んで美味しくなります。
※冷蔵庫に入れる際は表面にラップを密着させて乾燥防止。
仕上げ
食べる直前に再加熱し、煮卵や青菜を添えて盛り付ける。
※再加熱時に強火で軽く煮詰めて照りを出すとより美味しい。
美味しく作るコツ

- イベリコ豚は脂が濃厚なので、下茹でを丁寧に行う。
- 調味料はやや濃いめの配分が合う(脂に負けない味付け)。
- 一晩寝かせて味を染み込ませるとベスト。
- 香辛料は豚の甘みを引き立てるので八角・シナモンはおすすめ(苦手なら省略可)。
アレンジ提案
- 赤ワイン煮風:煮汁の一部を赤ワインに置き換える。
- バル風タパス:煮上がり後に厚切りして、グリルで表面を軽く焼き、粗塩と粒マスタードを添えて。
- ラーメンの具:煮卵とともにラーメンに乗せると贅沢な一杯に。
以上、イベリコ豚の角煮の作り方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。