豚肉200gに含まれるタンパク質の量について

豚肉200gに含まれるタンパク質は、部位によって異なります。

代表的な生の豚肉では、200g当たりおよそ29~45gのタンパク質が含まれています。

脂身の多い部位ほど、同じ重量でもタンパク質の割合が低くなる傾向があります。

一方、ヒレ肉やももの赤身は脂質が少なく、重量当たりのタンパク質が比較的多い部位です。

なお、この記事で紹介する数値は、原則として生の豚肉の可食部200gを基準にしています。

目次

豚肉200gの部位別タンパク質量

豚バラ肉は約28.8g

生の豚バラ肉は、100g当たり約14.4gのタンパク質を含みます。

200gに換算すると、タンパク質量は約28.8gです。

豚バラ肉は脂身が多いため、ロース肉やもも肉、ヒレ肉と比べると、同じ重量当たりのタンパク質量は少なくなります。

タンパク質を摂取できないわけではありませんが、脂質やエネルギーも多くなりやすいため、食べる量や調理方法に注意が必要です。

豚ひき肉は約35.4g

生の豚ひき肉は、100g当たり約17.7gのタンパク質を含みます。

200gでは約35.4gです。

豚ひき肉は、赤身と脂身を混ぜて作られることが多いため、商品によって栄養成分に差があります。

赤身の割合が高い商品はタンパク質が多く、脂身の割合が高い商品は脂質が多くなる傾向があります。

正確な数値を把握したい場合は、商品の栄養成分表示を確認しましょう。

豚ロース肉は約38.6g

生の豚ロース肉は、100g当たり約19.3gのタンパク質を含みます。

200gでは約38.6gです。

豚ロース肉は赤身と脂身のバランスがよく、しょうが焼き、とんかつ、ポークソテーなど幅広い料理に使われます。

適度な脂身があるため、ヒレ肉やももの赤身と比べて、柔らかく仕上がりやすい点が特徴です。

ただし、脂身の量によって脂質やエネルギーが変わるため、摂取量を調整したい場合は脂身を取り除く方法もあります。

豚もも肉は約41.0g

脂身付きの生の豚もも肉は、100g当たり約20.5gのタンパク質を含みます。

200gでは約41.0gです。

豚もも肉は、ロース肉やバラ肉よりも脂質が少ない傾向があり、タンパク質を摂取しながら脂質を抑えたい場合に向いています。

赤身だけのもも肉では、脂身付きよりも重量当たりのタンパク質量が多くなる場合があります。

炒め物、煮物、しゃぶしゃぶなど、さまざまな料理に使いやすい部位です。

豚ヒレ肉は約45.4g

生の豚ヒレ肉は、100g当たり約22.7gのタンパク質を含みます。

200gでは約45.4gです。

豚ヒレ肉は、豚肉の中でも脂質が少なく、重量当たりのタンパク質が多い部位です。

そのため、脂質を抑えながらタンパク質を確保したい人に適しています。

ただし、ヒレ肉は脂肪が少ない分、加熱しすぎると水分が抜けて硬くなりやすい点に注意が必要です。

弱火から中火で加熱し、火を通しすぎないようにすると、柔らかく仕上げやすくなります。

豚肉200gのタンパク質量一覧

代表的な部位のタンパク質量は、次のとおりです。

豚肉の部位・種類100g当たり200g当たり
豚バラ肉・脂身付き・生約14.4g約28.8g
豚ひき肉・生約17.7g約35.4g
豚ロース・脂身付き・生約19.3g約38.6g
豚もも肉・脂身付き・生約20.5g約41.0g
豚ヒレ肉・赤身・生約22.7g約45.4g

数値は、豚の品種、脂身の割合、商品の状態などによって多少変動します。

特に、こま切れ肉や切り落とし肉は複数の部位が混ざっていることがあるため、タンパク質量を一律に判断することはできません。

部位によってタンパク質量が異なる理由

脂身の割合が影響する

豚肉の重量には、筋肉だけでなく脂肪や水分も含まれています。

脂身が多い部位では、肉全体に占める筋肉の割合が少なくなるため、100g当たりのタンパク質量も少なくなります。

例えば、脂身の多い豚バラ肉200gのタンパク質量は約28.8gです。

一方、脂質の少ない豚ヒレ肉200gでは約45.4gになります。

同じ200gでも、部位によって15g以上の差が生じることがあります。

赤身が多いほどタンパク質の割合が高くなる

タンパク質は主に筋肉部分に含まれています。

そのため、赤身の割合が高い部位ほど、重量当たりのタンパク質量が多くなる傾向があります。

豚ヒレ肉や豚ももの赤身は、脂質を抑えながらタンパク質を摂取したい場合に選びやすい部位です。

ただし、脂身が少ない肉は加熱によって硬くなりやすいため、調理方法を工夫する必要があります。

生肉200gと加熱後200gの違い

生の豚肉は加熱すると重量が減る

生の豚肉を焼いたりゆでたりすると、水分や脂質が肉の外へ流出します。

そのため、生の状態で200gあった豚肉は、加熱後には200g未満になるのが一般的です。

ただし、肉の重量が減っても、タンパク質が同じ割合で失われるわけではありません。

水分が減ることで、加熱後の肉は100g当たりのタンパク質量が多く見える場合があります。

加熱後200gは生肉200gより量が多い

加熱後の豚肉を200g食べる場合、生の状態では200gを超える肉を使用している可能性があります。

そのため、「生肉を200g調理した場合」と「調理済みの肉を200g食べた場合」では、摂取するタンパク質量が異なります。

栄養計算をするときは、肉を生の状態で量ったのか、加熱後に量ったのかを明確にしましょう。

豚肉200gで1日に必要なタンパク質を補えるのか

部位によっては必要量の多くを摂取できる

豚肉200gからは、部位によって約29~45gのタンパク質を摂取できます。

そのため、1日に必要なタンパク質のかなりの部分を、1回の食事で補える場合があります。

ただし、タンパク質の推奨量は、年齢、性別、体格、活動量、健康状態などによって異なります。

一律に「豚肉200gで1日分を摂取できる」と考えるのは適切ではありません。

1回の食事だけで判断しない

食事摂取基準は、1回の食事ではなく、習慣的な食生活を評価するための目安です。

豚肉だけで必要なタンパク質を補おうとすると、選ぶ部位によっては脂質やエネルギーの摂取量が多くなることがあります。

魚、卵、大豆製品、乳製品など、ほかのタンパク質源と組み合わせることが大切です。

豚肉200gは食べ過ぎなのか

1人分としてはボリュームがある

豚肉200gは、1人分の主菜としてはボリュームのある量です。

ただし、適量は年齢、体格、活動量、献立全体の内容によって異なります。

運動量が多い人と少ない人では、必要なエネルギーやタンパク質の量も変わります。

そのため、200gという重量だけで食べ過ぎと判断することはできません。

脂身の多い部位は脂質に注意する

豚バラ肉や脂身の多いロース肉を200g食べる場合、タンパク質だけでなく脂質やエネルギーも多くなります。

体重管理や脂質の摂取量を意識している場合は、ヒレ肉やももの赤身を選ぶと調整しやすくなります。

また、揚げ物ではなく、焼く、蒸す、ゆでるなどの方法を選ぶことで、料理全体の脂質を抑えやすくなります。

目的に合わせた豚肉の選び方

タンパク質を多く取りたい場合

同じ重量でタンパク質を多く摂取したい場合は、豚ヒレ肉や豚ももの赤身が適しています。

豚ヒレ肉200gでは、約45.4gのタンパク質を摂取できます。

脂身の多い部位よりも脂質が少ないため、食事全体の栄養バランスを調整しやすい点もメリットです。

柔らかさや食べやすさを重視する場合

柔らかさやジューシーさを重視する場合は、豚ロース肉が使いやすいでしょう。

豚ロース肉には適度な脂身があり、焼き物や揚げ物でも硬くなりにくい特徴があります。

200g当たりのタンパク質量も約38.6gあり、十分な量を摂取できます。

脂質を抑えたい場合

脂質を抑えたい場合は、ヒレ肉やももの赤身を選びましょう。

ロース肉を使用する場合も、目立つ脂身を取り除くことで脂質を減らせます。

調理時に油を使いすぎないことも重要です。

蒸し料理、しゃぶしゃぶ、グリルなどを取り入れると、余分な脂質を抑えやすくなります。

豚肉200gのタンパク質に関する注意点

商品によって栄養成分が異なる

同じ豚肉でも、品種、部位、脂身の割合、加工方法によって栄養成分は変わります。

特に、ひき肉やこま切れ肉、味付け肉は、商品による差が大きくなりやすい食品です。

市販品の正確なタンパク質量を知りたい場合は、パッケージに記載された栄養成分表示を確認してください。

調味料や衣の栄養も考慮する

豚肉料理の栄養価は、肉だけでなく、調味料、衣、油、ソースなどによっても変わります。

例えば、とんかつは衣が油を吸収するため、豚肉を焼いた場合よりも脂質やエネルギーが多くなります。

しょうが焼きや照り焼きでは、砂糖やみりんを使うことで糖質が増える場合があります。

食事全体の栄養を考える場合は、豚肉以外の材料も含めて判断しましょう。

まとめ

豚肉200gに含まれるタンパク質は、部位によって約29~45gです。

豚バラ肉200gでは約28.8gです。

豚ひき肉200gでは約35.4gです。

豚ロース肉200gでは約38.6gです。

豚もも肉200gでは約41.0gです。

豚ヒレ肉200gでは約45.4gです。

同じ200gでも、脂身の多い部位ほどタンパク質量が少なく、赤身の多い部位ほど多くなる傾向があります。

タンパク質を確保しながら脂質を抑えたい場合は、豚ヒレ肉や豚ももの赤身が適しています。

一方、柔らかさや食べやすさを重視する場合は、適度な脂身のある豚ロース肉が使いやすいでしょう。

栄養計算を行う際は、生肉200gなのか加熱後200gなのかを明確にし、商品の栄養成分表示も確認することが大切です。

以上、豚肉200gに含まれるタンパク質の量についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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