鶏肉を使った角煮の作り方について

目次

鶏肉を使った角煮とは

鶏肉を使った角煮風の料理は、豚の角煮のような甘辛い味付けを楽しみながら、比較的短時間で作れるのが魅力です。

一般的な角煮は豚バラ肉を使いますが、鶏もも肉などを大きめに切り、醤油や砂糖、酒、みりんなどで煮込むことで、角煮風の味わいに仕上げられます。

特に鶏もも肉は適度に脂があり、煮込んでもパサつきにくいため、鶏肉の角煮風に向いています。

豚バラ肉ほど長時間煮込む必要がないため、手軽に作りたい場合にもおすすめです。

鶏肉の角煮におすすめの部位

鶏もも肉

鶏肉の角煮風を作るなら、まずおすすめしたいのが鶏もも肉です。

適度な脂と弾力があり、甘辛い煮汁ともよく合います。

皮付きの鶏もも肉を使うと、脂のコクが加わり、より濃厚な仕上がりになります。

煮込み料理でも比較的硬くなりにくいため、失敗しにくい部位です。

鶏むね肉

脂質を控えたい場合は、鶏むね肉でも作れます。

ただし、鶏むね肉は加熱しすぎるとパサつきやすいため、長時間煮込まないことが重要です。

厚さや大きさによって必要な加熱時間は変わるため、時間だけで判断せず、中心部まで十分に火が通っていることを確認しましょう。

手羽元

手羽元も甘辛い煮込み料理によく合います。

骨から旨味が出るため、煮汁にコクが加わりやすいのが特徴です。

形は一般的な角煮とは異なりますが、食べ応えのある鶏肉の煮込み料理として楽しめます。

鶏肉の角煮の基本レシピ

材料

2~3人分を作る場合は、次の材料が目安です。

  • 鶏もも肉:2枚(約500~600g)
  • ゆで卵:2~4個
  • しょうが:1片
  • 長ねぎの青い部分:1本分
  • 水:200ml
  • 酒:100ml
  • 醤油:大さじ3
  • みりん:大さじ3
  • 砂糖:大さじ2

甘めが好みの場合は砂糖を少し増やし、さっぱり仕上げたい場合は控えめにするなど、好みに合わせて調整できます。

鶏肉を使った角煮の作り方

鶏肉を大きめに切る

鶏もも肉は余分な脂や筋を取り除き、1枚を4~6等分程度に切ります。

小さく切りすぎると加熱中に縮んで食べ応えがなくなりやすいため、唐揚げ用よりもやや大きめに切るのがおすすめです。

大きめに切ることで、角煮らしいボリューム感も出しやすくなります。

鶏肉の表面を焼く

フライパンや鍋を中火で熱し、鶏肉の皮目を下にして焼きます。

皮付きの鶏もも肉であれば脂が出るため、油を加えなくても調理できる場合があります。

皮に焼き色がついたら裏返し、反対側も軽く焼きましょう。

この段階では中まで完全に火を通す必要はありません。

表面を焼いておくことで香ばしさが加わり、煮込んだときの風味もよくなります。

余分な脂を取り除く

鶏肉から脂が多く出た場合は、キッチンペーパーなどで軽く拭き取ります。

脂をすべて取り除く必要はなく、適量を残せば煮汁にコクが加わります。

さっぱりした味に仕上げたい場合は、やや多めに取り除くとよいでしょう。

煮汁を加える

鍋に水、酒、砂糖、しょうが、長ねぎの青い部分を加えて加熱します。

煮立ったら火を弱め、数分程度煮て味をなじませます。

その後、醤油とみりんを加えます。

弱火で煮込む

醤油とみりんを加えたら、落とし蓋をして弱火から弱めの中火で煮込みます。

鶏もも肉であれば、20~30分程度がひとつの目安です。

ただし、肉の大きさや火加減によって必要な時間は異なるため、中心部まで十分に火が通っていることを確認してください。

強火で煮続けると肉が締まりやすいため、煮汁が軽くふつふつする程度の火加減を保つことがポイントです。

参考サイト

鶏料理を楽しむために~カンピロバクターによる食中毒にご注意を!!~|農林水産省

ゆで卵を加える

ゆで卵を入れる場合は、煮込みの途中から加えます。

煮汁を全体に絡ませながら10~15分ほど煮ると、表面に味がつきます。

さらに味をなじませたい場合は、火を止めたあと、そのまま煮汁の中でしばらく休ませるとよいでしょう。

煮汁を煮詰める

鶏肉に火が通ったら、落とし蓋を外し、必要に応じて煮汁を煮詰めます。

中火程度で加熱しながら鶏肉に煮汁をかけると、表面に照りが出やすくなります。

煮詰めすぎると味が濃くなりすぎるため、煮汁に軽くとろみがつく程度で火を止めるのがおすすめです。

鶏肉の角煮をやわらかく仕上げるコツ

煮込みすぎない

豚の角煮では長時間煮込むことがありますが、鶏肉には同じような長時間加熱は必要ありません。

特に鶏むね肉は加熱しすぎると水分が失われ、パサつきやすくなります。

鶏もも肉も必要以上に煮込まず、火が通った段階で仕上げることが大切です。

弱めの火加減を保つ

強火で激しく煮立てると、肉の食感が硬くなりやすくなります。

煮汁が静かに煮立つ程度の火加減を維持しましょう。

煮汁の中で休ませる

加熱後、鶏肉をすぐに取り出さず、煮汁に浸したまま休ませると味が全体になじみやすくなります。

時間に余裕がある場合は、一度冷ましてから再加熱する方法もおすすめです。

鶏肉の角煮にコクを出す方法

オイスターソースを加える

醤油の一部をオイスターソースに置き換えると、旨味とコクを加えられます。

例えば、醤油大さじ3のうち大さじ1程度をオイスターソースに変更すると、より濃厚な味になります。

黒糖を使う

通常の砂糖を黒糖に置き換えると、深みのある甘さを加えられます。

コクのある甘辛い味付けにしたい場合に向いています。

はちみつを使う

砂糖の一部をはちみつにすると、まろやかな甘さと照りを出しやすくなります。

はちみつは甘味を感じやすいため、砂糖と同量をそのまま置き換えるのではなく、少量から調整するとよいでしょう。

鶏肉の角煮に合う具材

ゆで卵

鶏肉の角煮風と特に相性がよいのがゆで卵です。

甘辛い煮汁が卵に絡み、ご飯によく合います。

煮汁に長く浸しておくほど味がなじみやすくなります。

大根

大根もおすすめの具材です。

厚めに切って下ゆでしてから加えると、火が通りやすくなり、煮汁もなじみやすくなります。

鶏肉の旨味を吸った大根は、ご飯のおかずとしてもよく合います。

こんにゃく

こんにゃくを加えると、食べ応えを増やせます。

鶏肉の一部をこんにゃくなどに置き換えれば、1食あたりのエネルギー量を抑えやすくなります。

包丁で切るより、手やスプーンでちぎると表面積が増え、煮汁が絡みやすくなります。

長ねぎ

長ねぎを大きめに切って一緒に煮るのもおすすめです。

加熱によって甘味が出て、煮汁にも風味が加わります。

鶏むね肉で角煮風を作るポイント

煮込み時間を短めにする

鶏むね肉は脂が少ないため、長く加熱すると硬くなりやすい部位です。

大きさにもよりますが、鶏もも肉より短めの加熱を意識し、中心部まで火が通ったら必要以上に煮込まないようにします。

片栗粉を薄くまぶす

鶏むね肉に薄く片栗粉をまぶしてから焼く方法もあります。

表面に薄い層ができることで煮汁が絡みやすくなり、しっとりした食感に感じやすくなります。

片栗粉をつけすぎると煮汁が必要以上にとろみやすくなるため、薄くまぶす程度で十分です。

圧力鍋で作る場合の注意点

鶏肉は豚バラ肉ほど長時間の加熱を必要としないため、圧力鍋では加圧しすぎないことが重要です。

必要な加圧時間は圧力鍋の種類や圧力設定、鶏肉の大きさなどによって異なります。

そのため、具体的な加圧時間は使用している圧力鍋の取扱説明書や推奨レシピを基準にしてください。

加圧後に煮汁が多く残っている場合は、蓋を外して煮詰めると味を調整できます。

炊飯器で作る場合の注意点

炊飯器を使って鶏肉の角煮風を作るレシピもありますが、すべての炊飯器が煮込み料理に対応しているわけではありません。

機種によっては調理禁止の食材や料理があり、吹きこぼれや故障につながる可能性があります。

炊飯器を使う場合は、必ず取扱説明書を確認し、「調理モード」や「煮込みモード」など対応した機能を使用しましょう。

鶏肉の角煮の保存方法

冷蔵保存

完成した料理は、粗熱をできるだけ早く取り、清潔な保存容器に入れて冷蔵します。

家庭で保存する場合は、2~3日程度をひとつの目安として、できるだけ早めに食べ切るのがおすすめです。

保存状態や冷蔵庫の温度によって日持ちは変わるため、見た目やにおいなどに異常がある場合は食べないようにしてください。

食べる際は中心まで十分に再加熱します。

冷凍保存

鶏肉の部分は冷凍保存も可能です。

煮汁と一緒に保存すると、乾燥を防ぎやすくなります。

一方、ゆで卵は冷凍すると白身の食感が変化しやすいため、冷凍する場合は鶏肉と煮汁だけを保存するほうが適しています。

鶏肉の角煮に合う献立

鶏肉の角煮風は甘辛く濃いめの味付けになりやすいため、さっぱりした副菜を組み合わせると献立全体のバランスがよくなります。

さっぱりした副菜

ほうれん草のおひたし、きゅうりの酢の物、冷ややっこ、キャベツの浅漬けなどがおすすめです。

口の中をさっぱりさせてくれるため、濃厚な鶏肉の角煮とよく合います。

シンプルな汁物

豆腐やわかめの味噌汁など、比較的シンプルな汁物を合わせるとよいでしょう。

主菜の味がしっかりしているため、汁物まで濃い味にしすぎないことがポイントです。

丼にしても楽しめる

ご飯の上に鶏肉、煮卵、煮汁をのせれば、鶏角煮丼のように楽しめます。

小ねぎや白ごま、からしなどを添えると、味や食感にアクセントを加えられます。

まとめ

鶏肉を使った角煮風は、豚の角煮よりも短時間で作りやすく、甘辛い味付けを手軽に楽しめる料理です。

特に鶏もも肉は適度に脂があるため、煮込んでもパサつきにくく、角煮風の料理に適しています。

おいしく仕上げるポイントは、鶏肉を大きめに切って表面を焼き、弱めの火加減で煮込みすぎないことです。

また、加熱後に煮汁の中で休ませることで味がなじみやすくなります。

ゆで卵や大根、こんにゃくなどを加えれば、ボリュームのある一品にもできます。

豚の角煮よりも手軽に作りたい場合や、鶏肉を使って甘辛い煮込み料理を作りたい場合におすすめのレシピです。

以上、角煮の臭み取りの方法についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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