角煮はどれくらい煮込むのがよいか

角煮をやわらかく仕上げるには、煮込み時間だけでなく、下ゆでの時間や火加減、肉の大きさを意識することが大切です。

一般的な鍋で豚バラ肉の角煮を作る場合は、下ゆでに1~2時間程度、味付け後の煮込みに30分~1時間程度を目安にするとよいでしょう。

合計すると1時間30分~3時間程度ですが、標準的には2時間前後で仕上がることが多いです。

ただし、肉の大きさや厚み、加熱温度などによって必要な時間は変わります。

そのため、時間だけで判断するのではなく、竹串などを刺して肉のやわらかさを確認することが重要です。

目次

角煮の下ゆでは1~2時間程度が目安

下ゆでで肉をやわらかくする

角煮をやわらかく仕上げるうえで重要なのが、豚肉の下ゆでです。

豚バラ肉を弱火でじっくり加熱すると、肉の結合組織がやわらかくなり、ほろっとした食感に仕上がりやすくなります。

4~5cm程度に切った豚バラ肉であれば、1~2時間程度を目安に下ゆでするとよいでしょう。

ただし、肉が小さければ1時間程度でも十分やわらかくなる場合があります。

反対に、厚みのある大きな肉では1時間30分~2時間以上かかることもあります。

強火でグラグラ煮続けない

早くやわらかくしたいからといって、強火で激しく沸騰させ続けるのはおすすめできません。

肉が鍋の中で激しく動くと、形が崩れやすくなります。

また、赤身部分の水分が抜け、パサついた食感になることもあります。

沸騰したら火を弱め、鍋の中で湯が穏やかに動く程度の状態を保ちながら煮るのが基本です。

竹串がスッと入るか確認する

下ゆでが終わったかどうかは、時間だけで判断しないようにしましょう。

肉の赤身部分に竹串を刺し、強い抵抗なくスッと入る程度になれば、十分やわらかくなっている目安です。

まだ硬い場合は、煮汁や湯の量を確認しながら20~30分ずつ追加で加熱するとよいでしょう。

味付け後は30分~1時間程度煮込む

肉がやわらかくなってから味を付けると失敗しにくい

一般的な鍋で角煮を作る場合は、豚肉を下ゆでして十分にやわらかくしてから、しょうゆや砂糖、酒、みりんなどを加えて味付けする方法があります。

下ゆでによって余分な脂やアクを取り除きやすく、調味料を加えたあとの煮込み時間も短くできるため、家庭では失敗しにくい方法です。

味付け後は、弱火で30分~1時間程度煮込むとよいでしょう。

下ゆでしてから味付けする方法だけが正解ではない

角煮にはさまざまな作り方があります。

下ゆで後に調味料を加える方法だけでなく、最初から調味料と一緒に煮込むレシピもあります。

特に圧力鍋や電気圧力鍋では、豚肉と調味料を最初から入れて加圧調理する方法も一般的です。

したがって、「必ず下ゆでしてから味付けしなければならない」というわけではありません。

一般的な鍋でじっくり作る場合は、下ゆでしてから味を付けると、煮汁が濃くなりすぎるのを防ぎやすいと覚えておくとよいでしょう。

角煮の煮込み時間は肉の大きさによって変わる

小さめなら比較的短時間でやわらかくなる

3~4cm程度の小さめの豚バラ肉であれば、1時間程度の下ゆででも十分にやわらかくなる場合があります。

その後、30~40分程度味付けして煮れば、合計1時間30分程度で仕上げられることもあります。

ただし、肉を小さく切りすぎると、長時間煮た際に崩れやすくなるため注意しましょう。

大きめの肉は時間がかかりやすい

5~6cm程度の大きな豚バラ肉の場合は、中心までやわらかくするために1時間30分~2時間程度下ゆですることもあります。

ただし、必要な時間は肉の厚みや火加減などによって変わります。

大きな肉を使う場合ほど、煮込み時間だけで判断せず、竹串がスムーズに入るかを確認することが重要です。

角煮は長く煮込むほどよいわけではない

煮すぎると赤身がパサつくことがある

角煮は長時間煮込む料理ですが、長く煮れば煮るほどおいしくなるわけではありません。

十分にやわらかくなったあとも加熱を続けると、赤身部分から水分が抜けてパサついたり、肉の繊維が崩れすぎたりすることがあります。

脂身も溶けすぎると形が崩れやすくなります。

肉が十分やわらかくなったら、必要以上に長時間加熱しないことが大切です。

味付け後は煮汁の減り方にも注意する

しょうゆや砂糖などを加えた煮汁は、長時間加熱すると水分が蒸発し、徐々に濃くなります。

そのまま煮込み続けると、角煮が塩辛くなったり、鍋底が焦げたりする原因になります。

煮汁が減りすぎている場合は、水や湯などを少量加えて調整しましょう。

圧力鍋なら煮込み時間を短縮できる

加圧時間は20~30分程度がひとつの目安

圧力鍋を使うと、通常の鍋より短時間で豚肉をやわらかくできます。

機種や肉の大きさによって異なりますが、加圧時間は20~30分程度がひとつの目安です。

下ゆでと味付けを別々に加圧する方法では、合計の加圧時間が30分前後になることもあります。

ただし、圧力鍋によって圧力の強さや推奨される調理時間は異なるため、使用する製品の取扱説明書や公式レシピを確認してください。

減圧方法は機種の指示に従う

圧力鍋の加圧後には、自然に圧力が下がるまで待つ方法と、蒸気を抜いて圧力を下げる方法があります。

どちらを使用するかは機種やレシピによって異なります。

安全に調理するためにも、「角煮だから必ず自然減圧する」と決めつけず、メーカーが指定している方法に従いましょう。

炊飯器や電気圧力鍋は機種ごとの設定を確認する

炊飯器や電気圧力鍋を使って角煮を作ることもできます。

ただし、炊飯器はすべての機種が煮込み料理に対応しているわけではありません。

通常の炊飯モードで肉料理を調理することを推奨していない製品もあります。

使用する場合は、メーカーが角煮や煮込み料理に対応していると案内していることを確認しましょう。

電気圧力鍋についても、角煮や豚肉料理の専用メニューがある場合は、メーカー指定の設定を使うと失敗しにくくなります。

一度冷ますと角煮に味がなじみやすい

煮汁の中で休ませる

角煮は煮上がった直後に食べてもおいしいですが、煮汁に浸した状態で一度冷ますと、味が全体になじみやすくなります。

時間に余裕がある場合は、味付けして煮たあとに火を止め、そのまま休ませてから温め直す方法もおすすめです。

冷蔵すると余分な脂を取りやすい

角煮を十分に冷まして冷蔵庫に入れると、煮汁の表面に浮いた脂が白く固まります。

固まった脂はスプーンなどで簡単に取り除けます。

脂っこさを抑えたい場合は、前日に角煮を作り、翌日に余分な脂を取り除いてから温め直す方法も効果的です。

参考サイト

煮込み料理を楽しむために~ウェルシュ菌による食中毒にご注意を!!~|農林水産省

角煮が硬いときは追加で煮込む

決めた時間まで煮ても肉が硬い場合は、必ずしも失敗ではありません。

豚肉の大きさや厚み、火加減などによって、やわらかくなるまでの時間には差があります。

竹串を刺してまだ強い抵抗を感じる場合は、煮汁や湯が十分に残っていることを確認しながら、20~30分ずつ追加で加熱しましょう。

煮汁が少なくなっている場合は、水や湯を足してから加熱すると、焦げや味の濃くなりすぎを防ぎやすくなります。

角煮の煮込み時間は2時間前後を目安にする

一般的な鍋で豚バラ肉の角煮を作る場合は、下ゆでを1~2時間程度行い、その後調味料を加えて30分~1時間程度煮込むのがひとつの目安です。

標準的には合計2時間前後を想定しておくとよいでしょう。

ただし、最も重要なのは決められた時間まで煮ることではありません。

肉に竹串を刺して強い抵抗なく入るか、煮汁が煮詰まりすぎていないかなどを確認しながら調整することが大切です。

弱火でじっくり加熱し、肉が十分にやわらかくなったところで仕上げれば、脂身はとろっと、赤身はしっとりとした角煮に仕上げやすくなります。

以上、角煮はどれくらい煮込むのがよいかについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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