角煮にローリエを使うとどんな効果がある?
角煮にローリエを使うと、豚肉特有のにおいを目立ちにくくしながら、煮汁に爽やかな香りを加えられます。
ローリエは月桂樹の葉を乾燥させたハーブで、カレーやシチュー、ポトフなどの煮込み料理によく使われます。
ただし、和風の角煮に必ず必要な材料ではありません。
しょうゆや酒、砂糖、しょうがなどで作る一般的な角煮とは少し異なる香りになるため、好みに合わせて取り入れることが大切です。
豚肉特有のにおいを目立ちにくくする
ローリエは、肉料理の臭みを抑えながら香りを付ける目的で使われるハーブです。
豚バラ肉は脂が多く、長時間煮込むと豚肉や脂の香りが強く感じられることがあります。
ローリエを加えることで、そのような香りを爽やかな芳香で包み、豚肉特有のにおいを目立ちにくくできます。
ただし、ローリエを加えるだけで臭みの原因そのものが完全になくなるわけではありません。
角煮の臭みを抑えたい場合は、下ゆでやアク取りを丁寧に行い、しょうがや長ねぎの青い部分などと組み合わせるとよいでしょう。
煮汁に爽やかな香りを加えられる
ローリエには、清涼感のある爽やかな香りと、ほのかにスパイシーなニュアンスがあります。
しょうゆや砂糖を使った濃厚な角煮に少量加えることで、煮汁の香りに奥行きを出せるのがメリットです。
特に、赤ワインやトマト、にんにくなどを使った洋風の角煮にはよく合います。
一方、昔ながらの和風の味を重視する場合は、ローリエを使わなくても問題ありません。
濃厚な角煮を香りの面ですっきりさせられる
豚バラ肉を使った角煮は、脂のコクが魅力です。
一方で、食べ進めるうちに重たく感じることもあります。
ローリエの爽やかな香りを加えると、香りの印象が軽くなり、濃厚な角煮でも比較的すっきりと感じやすくなります。
ただし、ローリエによって脂肪そのものが減ったり、脂を分解したりするわけではありません。
あくまでも香りによる効果と考えておきましょう。
参考サイト
角煮にローリエを使う量の目安
ローリエは香りが比較的強いため、たくさん入れる必要はありません。
家庭で角煮を作る場合は、まず1枚程度から試すのがおすすめです。
基本は1枚程度から試す
一般的な家庭用の鍋で作る角煮なら、乾燥ローリエ1枚程度でも十分に香りを付けられます。
豚肉の量だけではなく、煮汁の量やローリエの大きさ、商品ごとの香りの強さによって適量は変わります。
そのため、「豚肉○gなら必ず○枚」と考えるよりも、最初は少量から使うのが失敗しにくい方法です。
香りを強くしたい場合でも、いきなり何枚も加えるのではなく、1〜2枚程度の範囲で調整するとよいでしょう。
入れすぎると苦味や薬草のような香りが出ることがある
ローリエは、量を増やせば増やすほどおいしくなるわけではありません。
入れすぎたり、必要以上に長時間煮込んだりすると、苦味や薬草のような香りを感じる場合があります。
特に和風の角煮では、ローリエの香りが強すぎると、しょうゆやしょうがなどの風味を邪魔してしまいます。
少量から使い、香りのバランスを見ながら調整することが重要です。
角煮にローリエを入れる方法
ローリエは、そのまま鍋に入れても使用できます。
より香りを出したい場合は、葉を軽く折ったり、切れ目を入れたりしてから使う方法もあります。
そのまま入れても使える
乾燥ローリエは、葉の形のまま煮汁に加えて問題ありません。
角煮の煮込み始めに1枚加え、煮汁に香りを移します。
葉の形を残しておけば、煮込み後に取り出しやすいのもメリットです。
軽く折ったり切れ目を入れたりすると香りが出やすい
ローリエの香りを少し強く出したい場合は、葉を軽く折ったり、1か所程度に切れ目を入れたりしてから加えるとよいでしょう。
葉の表面が開くことで、香りが煮汁に移りやすくなります。
ただし、細かく砕く必要はありません。
細かくすると煮汁に葉の破片が残り、取り除きにくくなります。
角煮にローリエを入れるタイミング
角煮にローリエを使う場合は、主に「下ゆで」と「本煮込み」の2つのタイミングがあります。
どちらに入れるかによって、完成した角煮に残る香りの強さが変わります。
下ゆでの段階で入れる
和風の味をなるべく保ちながら、ローリエを豚肉の臭み対策として利用したい場合は、下ゆでに使う方法があります。
鍋に豚肉と水を入れ、ローリエ、しょうが、長ねぎの青い部分などを加えてゆでます。
下ゆでが終わったら、ローリエや香味野菜を取り除き、豚肉を本煮込みに使います。
この方法なら、完成した角煮にローリエの香りが強く残りにくいため、和風の味付けにも取り入れやすいでしょう。
本煮込みの最初に入れる
ローリエの香りを角煮や煮汁にしっかり付けたい場合は、本煮込みの段階で加えます。
しょうゆ、酒、砂糖、しょうが、水などの調味料と一緒にローリエを入れ、弱火で煮込みます。
この方法は、洋風にアレンジした角煮や、香りにアクセントを加えたい場合に向いています。
ローリエはいつ取り出す?
ローリエは、長時間入れ続ければよいというものではありません。
香りが十分に煮汁へ移ったら、途中で取り出して問題ありません。
長時間煮込む場合は途中で取り出す
角煮は1時間以上煮込むことも珍しくありません。
ローリエは長時間煮込みすぎると苦味が出ることがあるため、長く煮込む場合は途中で取り出すのがおすすめです。
目安としては、煮込み開始から1時間程度で一度取り出すと使いやすいでしょう。
ただし、ローリエの大きさや煮汁の量などによって香りの出方は異なります。
必ず1時間で取り出さなければならないわけではなく、香りを確認しながら調整してください。
盛り付ける前には取り除く
ローリエは基本的に香り付けのために使うもので、葉そのものを食べることは一般的ではありません。
葉が硬く、口当たりもよくないため、完成後は必ず取り除いてから盛り付けましょう。
ローリエと一緒に使いやすい香味野菜や香辛料
ローリエだけでも香りを付けられますが、ほかの香味野菜やスパイスと組み合わせることで、より複雑な風味に仕上げられます。
しょうが
しょうがは、和風の角煮では定番の香味野菜です。
ローリエの爽やかな香りとしょうがの清涼感が合わさることで、豚肉の濃厚な香りをすっきりとまとめられます。
和風角煮にローリエを初めて使うなら、しょうがと組み合わせると取り入れやすいでしょう。
長ねぎの青い部分
長ねぎの青い部分は、豚肉の下ゆでによく使われます。
ローリエと一緒に下ゆでに加えることで、複数の香味を利用して豚肉特有のにおいを抑えられます。
下ゆで後は、ローリエと長ねぎの両方を取り除いてください。
にんにく
濃厚な味や洋風のアレンジを楽しみたい場合は、にんにくとの相性も良好です。
ローリエ、にんにく、しょうゆ、酒、砂糖などで煮込むと、通常の和風角煮よりも香りにパンチのある仕上がりになります。
八角
中華風の角煮にしたい場合は、八角とローリエを組み合わせる方法もあります。
ただし、八角もローリエも存在感のある香りを持っています。
両方を多く使うと香りが強くなりすぎるため、少量ずつ加えて調整することが大切です。
和風角煮にローリエを使うときの注意点
ローリエは角煮と相性の悪いハーブではありませんが、一般的な和風角煮に欠かせない材料でもありません。
香りの特徴を理解したうえで使用しましょう。
昔ながらの和風角煮には必須ではない
一般的な角煮は、しょうゆ、酒、砂糖、みりん、しょうがなどを中心に味付けします。
ローリエを使わなくても十分においしく作れます。
昔ながらの和風の香りを重視したい場合は、無理に加える必要はありません。
和風の味を残したいなら下ゆでだけに使う
ローリエを本煮込みに入れると、完成した角煮にも独特の爽やかな香りが残ります。
ローリエの香りを強く出したくない場合は、下ゆでの段階だけで使用する方法がおすすめです。
下ゆで後に取り除けば、ローリエの主張を抑えながら豚肉の香りを整えられます。
ローリエを使わなくても角煮はおいしく作れる
ローリエが手元になくても、角煮を作るうえで問題はありません。
和風角煮では、しょうがや長ねぎの青い部分、酒などを使って豚肉の香りを整えることができます。
むしろ、しょうゆやしょうがを主体にした王道の味を楽しみたい場合は、ローリエなしのほうが好みに合うこともあります。
ローリエは、「角煮に必ず入れる材料」ではなく、「香りを変化させたいときに使えるアレンジ用のハーブ」と考えるとよいでしょう。
角煮にローリエを使うなら1枚程度から試そう
角煮にローリエを加えると、豚肉特有のにおいを目立ちにくくしながら、煮汁に爽やかで奥行きのある香りを加えられます。
家庭で使う場合は、まず乾燥ローリエ1枚程度から試すと扱いやすいでしょう。
和風の香りを保ちたい場合は下ゆでだけに使い、ローリエの風味をしっかり付けたい場合は本煮込みに加えるなど、目的によって使い分けるのがポイントです。
また、角煮を長時間煮込む場合は、ローリエを最後まで入れっぱなしにするのではなく、香りが十分に移った段階で取り出しましょう。
ローリエの量と煮込み時間を控えめに調整すれば、豚肉の濃厚なうま味を生かしながら、普段とは少し違った香りの角煮を楽しめます。
以上、角煮にローリエを使うとどんな効果があるのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
