角煮に合う煮卵の作り方
角煮に煮卵を添えると、甘辛いタレと卵のまろやかさがよく合い、より満足感のある一品になります。
特におすすめなのは、黄身を半熟に仕上げた煮卵です。
角煮の濃厚な味わいに、とろっとした黄身が加わることで、味や食感に変化をつけられます。
煮卵は角煮と一緒に長時間煮込むのではなく、別にゆでた卵を冷ました角煮の煮汁に漬けるのがポイントです。
角煮に合う煮卵の材料
基本の材料
煮卵4個分の材料は、次のとおりです。
- 卵……4個
- 角煮の煮汁……150〜200ml程度
- 水……必要に応じて適量
角煮の煮汁が濃く煮詰まっている場合は、水を少量加えて味を調整します。
角煮の作り方によって煮汁の濃さは異なるため、「煮汁150mlに対して水○ml」と固定するよりも、実際に味を確認しながら調整するほうが失敗しにくくなります。
煮卵用の漬け汁は、そのまま飲むには少し濃いと感じる程度を目安にするとよいでしょう。
卵を半熟にゆでる
沸騰したお湯に卵を入れる
鍋に卵が十分に浸かる量のお湯を沸かします。
お湯が沸騰したら、冷蔵庫から出した卵をおたまなどを使って静かに入れます。
勢いよく入れると殻が割れることがあるため、ゆっくり入れることが大切です。
卵を入れたあとは、軽く沸騰した状態を保ちながらゆでます。
ゆで時間の目安
角煮に合わせる煮卵であれば、6分30秒〜8分程度を目安にするとよいでしょう。
6分30秒前後なら、黄身の中心がかなりとろっとした状態になります。
7分前後なら、黄身の周囲が固まり、中心部分がとろっとした半熟になります。
7分30秒〜8分程度なら、黄身全体がしっとりとした、やや固めの半熟に仕上がります。
角煮と一緒に盛り付ける場合は、切ったときに形が崩れにくい7〜8分程度がおすすめです。
ただし、卵の大きさや温度、お湯の量などによって仕上がりは変わるため、あくまで目安として考えてください。
ゆでた卵をすぐに冷やす
氷水でしっかり冷却する
卵がゆで上がったら、すぐに氷水や冷水へ移します。
そのまま5〜10分程度、しっかり冷やしましょう。
ゆでた直後の卵は内部に熱が残っているため、そのままにしておくと余熱で黄身が固くなってしまいます。
半熟状態を保つためにも、すぐに冷やすことが重要です。
また、十分に冷やしておくと、殻も比較的むきやすくなります。
卵の殻をむく
白身を傷つけないように慎重にむく
卵全体に軽くひびを入れ、水の中や流水の下で殻をむきます。
半熟卵は固ゆで卵よりも白身が柔らかいため、力を入れすぎると表面が崩れることがあります。
薄皮と白身の間に水を入れるような感覚で、少しずつむいていくときれいに仕上がります。
殻をむき終わったら、キッチンペーパーなどで表面の水分を軽く拭き取ります。
角煮の煮汁を煮卵用に整える
余分な脂を取り除く
角煮を作ったあとの煮汁には、豚肉から出た脂が多く浮いていることがあります。
多少の脂はコクになるため問題ありませんが、多すぎると冷蔵した際に表面で固まり、口当たりが重くなる場合があります。
そのため、おたまやスプーンなどを使い、余分な脂を適度に取り除いておくとよいでしょう。
一度冷蔵した角煮であれば、脂が白く固まるため、より簡単に取り除けます。
煮汁が濃い場合は水で調整する
角煮の煮汁は、煮込むほど水分が減り、味が濃くなります。
そのまま卵を漬けると塩辛くなる場合があるため、味を確認しながら水を少量ずつ加えて調整します。
反対に煮汁が薄い場合は、しょうゆやみりんなどを少量加えて味を整えても構いません。
煮汁は一度加熱してから使用する
保存していた煮汁はしっかり再加熱する
角煮の煮汁を煮卵に利用する場合は、一度しっかり加熱してから使用するのがおすすめです。
特に前日に作った角煮や、冷蔵保存していた煮汁を利用する場合は、鍋に移して十分に加熱します。
みりんなどを追加した場合も、軽く沸騰させてから使用するとよいでしょう。
煮汁は十分に冷ましてから卵を漬ける
加熱した煮汁に半熟卵をすぐ入れると、余熱によって黄身が固くなる可能性があります。
そのため、煮汁は粗熱を取り、十分に冷ましてから卵を漬けます。
温かい状態で長時間放置するのではなく、煮汁が冷めたら卵を漬け、速やかに冷蔵庫へ入れましょう。
煮汁に卵を漬ける
保存袋を使うと少量の煮汁でも漬けやすい
保存袋や小さめの保存容器に、殻をむいた卵と冷ました角煮の煮汁を入れます。
保存袋を使う場合は、できるだけ空気を抜いて袋を閉じると、少ない煮汁でも卵全体に味をつけやすくなります。
卵全体が煮汁に触れる状態にし、必ず冷蔵庫で漬け込みます。
煮卵の漬け込み時間
6時間から一晩程度が目安
煮卵は、漬ける時間によって味の濃さが変わります。
2〜3時間程度なら、表面に軽く味がついた比較的あっさりした仕上がりになります。
6時間程度漬けると、白身にしっかりと味がつき、角煮と合わせやすくなります。
一晩漬ければ、さらに濃い味に仕上がります。
角煮の煮汁は濃い場合が多いため、6時間〜一晩程度を目安にしつつ、味が濃くなりすぎないよう調整してください。
角煮の煮汁がない場合の漬け汁
煮卵用の漬け汁を別に作る
角煮の煮汁が足りない場合は、煮卵専用の漬け汁を作ることもできます。
4個程度の煮卵なら、次の配合が目安です。
- 水……100ml
- しょうゆ……50ml
- みりん……50ml
- 砂糖……大さじ1程度
材料を鍋に入れて加熱し、一度沸騰させます。
その後、しっかり冷ましてから半熟卵を入れ、冷蔵庫で漬け込みます。
この配合は比較的しっかりした味になるため、一晩漬ける場合は水を少し増やして薄めてもよいでしょう。
角煮に合う風味を加える方法
しょうがを加える
角煮にしょうがを使っている場合は、煮卵の漬け汁にもしょうがの香りを加えると、全体の味に統一感が生まれます。
角煮の煮汁をそのまま利用する場合は、すでにしょうがの香りがついていることも多いため、無理に追加する必要はありません。
八角を加えて中華風にする
中華風の角煮に合わせる場合は、八角を少量加える方法もあります。
八角は香りが非常に強いため、入れすぎないように注意しましょう。
しょうゆや砂糖を中心に作る和風の角煮であれば、八角を加えなくても十分おいしく仕上がります。
煮卵を角煮と一緒に長時間煮込まない
半熟に仕上げたい場合は別々に調理する
半熟の煮卵を作りたい場合は、角煮の鍋に卵を早い段階から入れて煮込むのは避けたほうがよいでしょう。
角煮は長時間煮込む料理なので、一緒に卵を煮ると黄身まで完全に固まり、白身も硬くなりやすくなります。
そのため、
角煮を完成させる。
卵を別に半熟にゆでる。
角煮の煮汁を加熱する。
煮汁を十分に冷ます。
卵を冷蔵庫で漬け込む。
という順番で作るのがおすすめです。
煮卵の保存で注意したいポイント
必ず冷蔵保存する
半熟の煮卵は、常温で保存せず、必ず冷蔵庫で保存してください。
また、半熟卵は完全に火を通した卵より保存性に注意が必要です。
家庭では卵の加熱状態や調理環境、冷蔵庫の温度などが異なるため、長期間の保存を前提にせず、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。
角煮に煮卵を盛り付ける方法
食べる直前に半分に切る
煮卵は食べる直前に半分に切り、温めた角煮の横に盛り付けます。
仕上げに角煮のタレを少量かけると、見た目にツヤが出て味にも一体感が生まれます。
半熟状態を残したい場合は、煮卵そのものを角煮と一緒に長時間温め直さないことがポイントです。
角煮だけをしっかり温め、煮卵は最後に添えるとよいでしょう。
角煮に合う煮卵をおいしく作るポイント
角煮に合う煮卵を作るなら、卵を7〜8分程度ゆでて半熟にし、氷水でしっかり冷やします。
その後、角煮の煮汁を一度加熱し、余分な脂や味の濃さを調整してから十分に冷まします。
冷ました煮汁に卵を入れ、冷蔵庫で6時間〜一晩程度漬ければ、角煮によく合う甘辛い煮卵に仕上がります。
角煮と煮卵を別々に調理することで、豚肉はやわらかく、卵は半熟という、それぞれのおいしい食感を保つことができます。
以上、角煮に合う煮卵の作り方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
