豚ロースで角煮を作る方法について

目次

豚ロースでも角煮は作れる?

角煮といえば豚バラ肉を使うのが一般的ですが、豚ロースでも角煮風の料理を作ることはできます。

豚ロースは豚バラ肉より脂肪が少なく、赤身の割合が高い部位です。
そのため、豚バラ肉で作る角煮に比べて脂っこさが控えめで、あっさりとした味わいに仕上がります。

ただし、豚ロースは加熱しすぎると肉の水分が失われ、パサついたり硬くなったりしやすい点に注意が必要です。

豚バラ肉とまったく同じ作り方をするのではなく、加熱時間や火加減を調整することが、おいしく仕上げるポイントになります。

豚ロースと豚肩ロースでは仕上がりが異なる

豚ロースは赤身が多くあっさり仕上がる

一般的な豚ロースは、背中側にある赤身中心の部位です。

肉質は比較的きめ細かく、適度な脂身が付いているものの、豚バラ肉ほど脂肪は多くありません。

そのため、角煮にすると脂っこさを抑えた食べやすい仕上がりになります。

一方で、長時間加熱すると赤身部分の水分が抜けて硬くなりやすいため、煮込みすぎないことが重要です。

豚肩ロースは角煮に向いている

豚肩ロースは、一般的なロースよりも脂肪や筋が入りやすい部位です。

赤身と脂身のバランスがよく、煮込み料理にも向いています。

弱火でじっくり煮込むことでやわらかくなりやすいため、豚バラ肉より脂を控えながら、角煮らしい食感を楽しみたい場合に適しています。

「豚バラ肉では脂っこすぎるものの、普通のロースではパサつきが心配」という場合には、豚肩ロースを選ぶと作りやすいでしょう。

豚ロース角煮の材料

3〜4人分を作る場合は、以下の材料が目安です。

  • 豚ロースブロック:500〜600g
  • 長ねぎの青い部分:1本分
  • しょうが:1片
  • 水:400〜500ml程度
  • 酒:100ml
  • しょうゆ:大さじ4
  • 砂糖:大さじ2〜3
  • みりん:大さじ2〜3
  • ゆで卵:3〜4個程度
  • サラダ油:必要に応じて少量

味付けは好みによって調整できます。

甘めの角煮にしたい場合は砂糖を少し増やし、さっぱり仕上げたい場合は砂糖を控えめにするとよいでしょう。

豚ロースで角煮を作る方法

豚ロースを大きめに切る

豚ロースのブロック肉を4〜5cm程度の大きさに切ります。

肉は加熱すると縮むため、最初から小さく切りすぎないことがポイントです。

大きめに切ることで、角煮らしい食べ応えも出しやすくなります。

表面を焼く

フライパンを中火で熱し、豚ロースの表面を焼きます。

脂身が付いている場合は、脂身側から焼くと肉自身の脂を利用できます。
脂が少ない場合は、サラダ油を少量加えてください。

肉の全面に軽く焼き色を付けます。

この工程によって香ばしい風味が加わり、煮汁にもコクが出やすくなります。

なお、「肉の表面を焼けば肉汁が完全に閉じ込められる」というわけではありません。
表面を焼く主な目的は、香ばしい風味を付けることです。

下茹でする

鍋に焼いた豚ロースを入れ、肉が浸かる程度の水を加えます。

長ねぎの青い部分と薄切りにしたしょうがも加え、火にかけます。

沸騰したらアクを取り、弱火にして肉に火を通します。

普通の豚ロースの場合は、長時間煮込みすぎるとパサつきやすいため、肉の大きさを見ながら加熱時間を調整しましょう。

一方、豚肩ロースの場合は筋や結合組織が比較的多いため、弱火で時間をかけて下茹でする方法も適しています。

部位によって適切な煮込み時間が異なるため、一律の時間だけで判断しないことが大切です。

調味料を加えて煮込む

下茹でした豚肉を鍋に入れ、水、酒、砂糖、しょうゆ、みりんを加えます。

調味料は最初からまとめて加えても問題ありません。

味を細かく調整したい場合には、最初に酒や砂糖で煮てから、途中でしょうゆやみりんを加える方法もあります。

落としぶたをして、煮汁が激しく沸騰しない程度の弱火で煮込みましょう。

普通の豚ロースは加熱しすぎると硬くなりやすいため、肉の状態を確認しながら仕上げます。

煮汁に浸したまま冷ます

肉に火が通り、味が付いたら火を止めます。

そのまま煮汁に浸した状態で冷ますのがおすすめです。

長時間煮続けて味を濃くするよりも、加熱後に煮汁の中で置いておくことで、時間の経過とともに味が全体になじみやすくなります。

時間に余裕がある場合は、粗熱を取ったあと冷蔵庫で数時間から一晩置いてもよいでしょう。

食べるときは弱火でゆっくり温め直します。

豚ロース角煮をやわらかく仕上げるコツ

強火で煮立たせない

豚ロースを強火でグツグツ煮続けると、赤身部分の水分が抜けやすくなります。

煮汁が激しく沸騰しないよう、弱火から弱めの中火を保つことが大切です。

肉がゆっくり加熱される状態を意識しましょう。

普通のロースは煮込みすぎない

豚バラ肉や豚肩ロースは、じっくり煮込むことでやわらかくなりやすい部位です。

一方、普通の豚ロースは赤身の割合が高いため、「長く煮込めば煮込むほどやわらかくなる」とは限りません。

必要以上に加熱すると、むしろ水分が失われてパサつくことがあります。

肉の中心まで十分に火が通ったあとは、必要以上に加熱を続けないことがポイントです。

肉を小さく切りすぎない

角煮を作るときは、4〜5cm程度を目安に大きめに切るのがおすすめです。

小さく切るよりも角煮らしいボリューム感が出やすく、煮崩れも防ぎやすくなります。

煮汁の中で休ませる

味をしっかり付けようとして長時間煮込み続けると、ロース肉が硬くなる原因になります。

適度なところで火を止め、煮汁に浸した状態で休ませる方法がおすすめです。

時間を置いたあと温め直すことで、しっかり味の付いた角煮に仕上げやすくなります。

ゆで卵を加える場合

角煮には、ゆで卵を合わせるのもおすすめです。

ただし、最初から長時間煮込むと白身が硬くなりやすくなります。

ゆで卵は肉の煮込み終盤に加えるか、火を止めて肉を冷ます段階で煮汁に浸すとよいでしょう。

煮汁に数時間浸しておけば、卵にも十分に味がなじみます。

圧力鍋で豚ロース角煮を作る場合

豚ロース角煮は圧力鍋でも作れます。

ただし、圧力鍋は製品によって圧力の強さや推奨される加熱時間が異なります。

そのため、使用する圧力鍋の説明書やメーカーが案内しているレシピを参考にしてください。

特に普通の豚ロースは加熱しすぎるとパサつきやすいため、豚バラ肉と同じ感覚で長時間加圧しないことが重要です。

豚肩ロースの場合は、普通のロースより煮込みに向いているため、比較的圧力鍋でも扱いやすいでしょう。

豚ロース角煮が硬くなったときの対処法

普通の豚ロースが硬くなった場合、さらに長時間煮込んだからといって必ずやわらかくなるわけではありません。

加熱を続けることで、さらに水分が失われる可能性もあります。

硬くなった豚ロースは、薄く切って煮汁をかけると食べやすくなります。

細かく刻んだりほぐしたりして、角煮丼やチャーハン、ラーメンなどの具材として活用するのもおすすめです。

なお、豚肩ロースの場合は結合組織が比較的多いため、弱火でじっくり加熱することでやわらかくなることがあります。

普通の豚ロースと豚肩ロースでは性質が異なる点を覚えておきましょう。

豚ロースと豚バラの角煮は何が違う?

豚バラ角煮は濃厚でとろける食感

一般的な角煮には豚バラ肉がよく使われます。

豚バラ肉は赤身と脂肪が層になっており、脂肪が多いため、長時間煮込んでも濃厚でやわらかな食感になりやすいのが特徴です。

脂身までやわらかく煮込んだ、とろけるような食感を楽しめます。

豚ロース角煮はあっさり食べやすい

豚ロースは豚バラ肉より脂肪が少ないため、角煮にするとあっさりした仕上がりになります。

脂身のトロトロ感よりも、赤身そのものの旨味や肉らしい食感を楽しめるのが特徴です。

そのため、普通の豚ロースを使用する場合は、豚バラ肉の角煮とまったく同じ食感を目指すよりも、「甘辛い味付けをした角煮風の煮豚」と考えたほうがイメージしやすいでしょう。

角煮を作るなら豚肩ロースもおすすめ

豚バラ肉の脂っこさが苦手な場合は、豚肩ロースを使う方法もおすすめです。

豚肩ロースは普通のロースより脂肪や筋が入りやすく、弱火でじっくり加熱するとやわらかくなりやすい部位です。

豚バラ肉ほど脂っこくなく、普通のロースよりもしっとりした仕上がりを狙いやすいため、角煮との相性がよいといえます。

あっさり感を重視するなら普通の豚ロース、角煮らしいやわらかさも求めるなら豚肩ロースと、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

まとめ

豚ロースでも角煮を作ることはできます。

豚バラ肉より脂肪が少ないため、あっさりとして食べやすい角煮に仕上がるのが特徴です。

ただし、普通の豚ロースは赤身の割合が高いため、豚バラ肉と同じように長時間煮込むとパサついたり硬くなったりする場合があります。

弱火で加熱し、煮込みすぎを避け、仕上げに煮汁の中で休ませることがおいしく作るポイントです。

また、豚バラ肉ほど脂っこくしたくないものの、やわらかな角煮に仕上げたい場合には、豚肩ロースも適しています。

使用する部位の特徴に合わせて火加減や加熱時間を調整すれば、豚ロースでもおいしい角煮を楽しめます。

以上、豚ロースで角煮を作る方法についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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